全体的な感想
Railsの基本からチーム開発の流れ、注意点についてわかりやすく書かれており、Railsを使ったアプリケーション開発の基礎を身につけるには最適な本だと感じました。
良かったところ
- Railsを扱う上でのRubyの基礎についての章があったこと。
個人的に難しく感じていたクラスやモジュールについてわかりやすく解説されており、以前より理解度が上がったと思います。 - 2章のscaffoldを使った簡単なアプリ作成でMVCの概要を掴めたこと。
コントローラーが行う処理が細分化されており、リクエスト→レスポンスまでに行われる一通りの処理を理解することができました。 - その他、Railsアプリケーションの開発の流れやメンテナンス性を向上させるためにしかるべきところにコードを書くことの重要性について学べたこと。
学んだこと
Railsアプリケーションの開発の流れについて(3章)
まずは、全体的な設計や下準備を行います。
- 作成するアプリケーションの内容を考える
- アプリケーションの名前を決める
- アプリケーションの雛形を作成する
- データベースを作成する
設計、準備が終われば各機能の実装に移ります。
- 機能に関連するモデルを作成する
①設計したモデル(テーブル)の情報をもとに雛形を作成します
rails g model [モデル名] [属性名: データ型 属性名: データ型...] [オプション]
②マイグレーションでデータベースにテーブルを追加します
rails db:migrate
- コントローラとビューを作成する
下記コマンドでコントローラとビューの雛形を作成します
rails g controller [コントローラ名] [アクション名 アクション名] [オプション]
※ アクション名で指定するのは、ビューを作成するものだけ。
(ビューを作成しないものは、ここでは指定しない)
雛形作成後、リクエストを処理すべきコントローラとアクションを特定させるための
ルーティングファイル(config/routes.rb)を編集します。
- 機能実装を行う
モデル、コントローラ、ビューの雛形作成後は本格的に機能を実装していきます。
(ビューの実装、アクションの実装等々)
開発状況に応じて、、
※データベースにテーブルやカラム、インデックスを追加・削除したり、既存データに修正を加えるためには「マイグレーション」を利用します。(詳しくは本書p.126〜参照)
※データ内容の制限やモデル検証の追加等行っていきます。
また、開発を進めていくうちにコントローラーファイルやビューファイルのコードの記述量が増えていく可能性があるため、下記を利用することを考えます。
難しかったこと
Railsのバージョンが5系のため古く、環境構築に苦労しました。Dockerを使用したが、苦労した分前よりもDockerに習熟できたと思います。
最後に
以上、簡単ですが感想と学んだことです。最後まで読んでいただきありがとうございました!